前回(3月27日)に引き続きrayjet 30w機にて。
前回の思案で牛革だとPW 20 SP 70 DPI 1000 で大体のものが彫刻できることが解ったので、今回はその彫刻痕(凹み)の部分への着色を考えてみました。
下の写真はそれぞれ、革の水濡らし無しで焦点をきっちり合わせ彫刻し、皮革用仕上剤(つや消しタイプ)を塗ったものです。
この場合、着色ではなく本来の彫刻した色(焦げ跡の色)を活かす方法になります。
革を水で濡らさず彫刻すると、彫刻痕には濃い焦茶色の焼跡がくっきり残り、触れると指にその粉(削りカス)がべったりと付くのですが、皮革用仕上剤を塗って乾燥させるとそれが押さえられ、殆ど付かなくなりました。
ごく浅く彫刻している為、凹みがほぼ無く削りカスの付着もほぼ無いので、一見プリントのような仕上がりです。
しかし、白色のものに彫刻し仕上げ剤を塗ると、筆で擦らないようにそっと塗っても、彫刻の削りカスが仕上剤に溶け周囲に広がり、白い余白部分が少しくすんだような色になってしまうので、それを防ぐため、先に仕上剤を2度塗りし十分に乾燥させてから彫刻してみました。(下の写真)
前回の思案で牛革だとPW 20 SP 70 DPI 1000 で大体のものが彫刻できることが解ったので、今回はその彫刻痕(凹み)の部分への着色を考えてみました。
下の写真はそれぞれ、革の水濡らし無しで焦点をきっちり合わせ彫刻し、皮革用仕上剤(つや消しタイプ)を塗ったものです。
この場合、着色ではなく本来の彫刻した色(焦げ跡の色)を活かす方法になります。
革を水で濡らさず彫刻すると、彫刻痕には濃い焦茶色の焼跡がくっきり残り、触れると指にその粉(削りカス)がべったりと付くのですが、皮革用仕上剤を塗って乾燥させるとそれが押さえられ、殆ど付かなくなりました。
ごく浅く彫刻している為、凹みがほぼ無く削りカスの付着もほぼ無いので、一見プリントのような仕上がりです。
しかし、白色のものに彫刻し仕上げ剤を塗ると、筆で擦らないようにそっと塗っても、彫刻の削りカスが仕上剤に溶け周囲に広がり、白い余白部分が少しくすんだような色になってしまうので、それを防ぐため、先に仕上剤を2度塗りし十分に乾燥させてから彫刻してみました。(下の写真)
水濡らし無しで彫刻後、水で湿らせた布で削りカスを拭取ると、仕上剤無しで彫刻した時よりも革が汚れる(白色がくすむ)のはマシになりましたが、それでもやはり革の目(毛穴)を完全に塞げたわけではなかったようで、少しくすんだ感じになってしまいました。
白色の革に彫刻するのはもう少し策を練った方がよさそうです。
続いて下の写真は、革を水で濡らし焦点をきっちり合わせ彫刻後、一度乾燥させ再度まんべんなく水で湿らせ、レザー用染料で着色したものです。
用いたのは青と青味の強い赤(マゼンタのような赤紫)の2色。
完全には混ぜず、革に着色しながら混ぜる感じにしたので、実物も写真と同じように斑です。
白い余白の部分は淡目の青と紫、彫刻した部分は濃い(黒っぽい)青と紫に染まりました。
これは彫刻痕に染料が染み込んだせいも勿論ありますが、彫刻痕の焼け色も関係しているので、黒っぽいとはいえ『黒色+青と紫』ではなく、『黄色っぽい茶色+青と紫』なので、着色が薄い部分はセピア色に見え、少し幻想的な見た目です。(良く言えば、ですが/^_^;)
触ると違うことが解りますが、雰囲気的にはごく薄いフェルトを貼り付けたようにも見えます。
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