SP300 flexでガラス板に彫刻 ~データ作成~

 以前(3月5日)にも一度ガラス板に彫刻をしましたが、今回はSpeedy300 flexで彫刻したいと思います。
 
 
 まずはデータ作成から。
 今回は白い紙(コピー用紙)に鉛筆描きした絵をスキャナで取り込み、描画ソフトで編集したラスタ形式のデータと、パスで描いたベクタ形式のデータを使用します。

 紙に描いた絵でもスキャナで取り込んでしまえばカメラで撮影した写真と何ら変わりはありませんので、スキャナで読み取り後、描画ソフトで開き3月5日の時と同様、要らない部分を削除、補正・修正をするなどし、画像全体のバランスを見ながら色味にメリハリをつけます。

 グレースケールで彫刻するので白・黒の他、灰色の認識が可能ですが、全体的に同じような色合いだと彫上がりがぼんやりとしたイメージになってしまうので、白いところは白く、黒いところは黒く調整します。

左 鉛筆描き  右 編集後

 トラ柄に色をかぶせたり、陰影をつけたりし、少し立体感を持たせて完成です。


 上記で出来上がったラスタデータをベクタデータと合わせます。

今回はCorel DRAWで作業します。
 用いるガラス板が約26×76mmですので予めその大きさの補助枠(黄緑色の実線)を作り、それぞれのデータをレイアウトします。

先に描いた猫の絵以外はすべてベクトル画像(ベクタデータ)です

 ベクタデータもラスタデータ同様 白・黒・灰 で構成し完成です。


全て完了後、必要に応じて画像を左右(水平)反転し彫刻に進みます。
※透明ガラス板に彫刻すると当然のように裏側(彫刻した逆の面)からも見えますので、『どちらから見るのが正しいか』(どちらの面を表面にしたいか)をしっかり確認し彫刻に進んでください。




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