使ってますか?『PHOTO-PAINT』~1~

 前回の『使ってますか?『PHOTO-PAINT』~ソフトの案内と概要~』に続き、今回から5回に分けて、『PHOTO-PAINT』で画像を加工・編集したいと思います。

今回は使用する画像を開き、彫刻に使用しない部分をカットします。


① 加工・編集する画像を開きます。


 上部ツールバーより『ファイル』→『開く』の順にクリックし、加工・編集したい画像を開きます。


② 同じく上部ツールバーより『ウィンドウ』→『ドッキングウィンドウ』→『オブジェクトマネージャ』の順にクリックし、『オブジェクトマネージャ』を表示します。
(この時、画面右のツールバーに『オブジェクトマネージャ』のタブが既にある場合はそこをクリックでもOK)



 ③ 『オブジェクトマネージャ』」内、『バックグラウンド』をクリックし、出てきたメニューの中から『複製』を選択します。


 『バックグラウンド』が複製され、『バックグラウンド』の上に『オブジェクト1』が出来ました。(下図)




 ④ 再度『バックグラウンド』を選択、左上部のカギのマーク『ロック』と目のマーク『表示/非表示』をクリックし、目のマークを『非表示』にします。

 ここまでの作業で、開いた画像を複製し、元の画像をロック並びに非表示にして編集不可能にしました。
 編集作業は複製した画像『オブジェクト1』で行います

 上記までの工程は画像編集には直接関係のない作業です。
 しかし、こうしておくことにより、後にカラーをグレースケール(白・黒・灰色の画像)に変換した際、必要な部分と不要な部分の境目の確認や、白黒では判断し辛い箇所の加工などの時にカラーの元画像と照らし合わせながら作業する事が出来る他、 加工後誤って『上書き保存』した時、加工が気に入らずはじめからやり直したい時など、もしもの時に役立てることが出来ます


 ⑤ 『オブジェクト1』の犬の周りの背景を切り取ります。


  『オブジェクトマネージャ』内の『オブジェクト1』が選択されていることを確認し、画面左のツールバーより『フリーハンドマスクツール』を選択(『正方形マスクツール』が表示されている場合は『正方形マスクツール』を長押しし、表示されたメニューから『フリーハンドマスクツール』を選択)します。
 切り取りたい部分の端(上図の場合 写真左下付近 赤矢印の先、赤○の部分)を始点ならびに終点とし、犬の背景を一筆書きの要領で囲みます(実際には赤○は付きません)。

 1回クリックで始点、2回クリックで終点になり、2回クリックした時点で囲った実線が破線に変わります。
(実線・破線が表示されない時・・・本ページ下方に補足説明を用意しています。ご参照ください)

 細部については後ほど編集しますのでこの時点では大凡でOKですが、必要な部分まで囲ってしまわないように注意してください


 不要部分を囲った線が破線になっている状態で上部ツールバー内『切り取り』ツールをクリックすると、囲っていた部分が切り取られ無くなります。

 ご使用の写真により1度で切り取りが出来ない場合(必要な部分と不要な部分が入り混じっている時など)は⑤の作業を繰り返してください。




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