『モデルメーカーハウス』を作る

 今回はトロテック・レーザー オーストリア本社webサイトにて紹介されている『モデルメーカーハウス(Modelmaker Houseouse)』を作成してみたいと思います。
モダンなつくりの家の後ろ側はペン立てになっています(^^♪
 
 
 
 


●用意するもの 
・1mm厚 黒色 カードボード(ケントボード) B5サイズ 1枚
・1mm厚 灰色 カードボード(ケントボード) 100mm角程度 1枚
・4mm厚 MDFボード 100×30mm程度 1枚
・2mm厚 透明 アクリル キャスト板 100mm角程度 1枚
・1.5mm厚 白/黒 アクリル二層板 50×15mm程度 1枚
・両面テープまたは木工用ボンド 適量
・カッターナイフまたはハサミ(両面テープを使用する場合)
・加工用データ
(ダウンロード後、解凍してご使用ください)
Corel DRAW X3
http://firestorage.jp/download/b47d054011682c2b295dd5df5b1f5d4c44961dc9

Illustrator CS
http://firestorage.jp/download/e680632ed068f604ed3f3aea06b8d95a4d5c2fc2

※オーストリア本社webサイトで案内している材料、加工データとは一部異なります。
予めご了承ください。


●使用レーザー機
speedy100 25w機 1.5inchレンズ

※ オーストリア本社webサイトとは異なる機種で案内します。
以下、パラメーター値も異なりますのでご留意ください。


①用意した部材それぞれ、彫刻・カットを行います。

1、黒色カードボード(ケントボード) の加工を行います。
『モデルメーカーハウス』の本体、ペン立ての部分になります。
彫刻(黒):DPI 500 power 50 Speed 40.0 PPI 1000
彫刻(赤):DPI 500 power 13 Speed 5.0 PPI 1000
彫刻(青):DPI 500 power 60 Speed 40.0 PPI 1000
カット(水色)※:DPI 500 power 8.0 Speed 0.8 Hz 1000
カット(黄緑色):DPI 500 power 30 Speed 0.8 Hz 1000

※カット(水色)は折り曲げやすくするために筋を入れる加工です。ボードが切り切抜けてしまわない様にpowerやSpeedを加減してください。


2、灰色カードボード(ケントボード) の加工を行います。
家の壁面部分のパーツになります。
彫刻(黒):DPI 500 power 50 Speed 40.0 PPI 1000
カット(赤)※:DPI 500 power 8.0 Speed 0.8 Hz 1000
カット(青):DPI 500 power 30 Speed 0.8 Hz 1000

※カット(赤)は壁面の岩柄を彫刻するためのパラメーターです。ボードが切り抜けてしまわない様にpowerやSpeedを加減してください。


3、MDFボードの加工を行います。
屋根、1階の窓枠、バルコニーの柵になります。
カット(黒)※:DPI 500 power 30 Speed 1.0 Hz 1000 Z offset 3.0(mm)
カット(赤):DPI 500 power 75 Speed 0.4 Hz 1000
カット(青):DPI 500 power 75 Speed 0.4 Hz 1000
カット(水色):DPI 500 power 75 Speed 0.4 Hz 1000
カット(黄緑色):DPI 500 power 75 Speed 0.4 Hz 1000

※カット(黒)は屋根の柄を彫刻するためのパラメーターです。ボードが切り抜けてしまわない様にpowerやSpeedを加減してください。


4、透明アクリル キャスト板の加工を行います。
1階、2階の窓のパーツになります。
彫刻(黒):DPI 500 power 50 Speed 50 PPI 500
カット(赤):DPI 500 power 40 Speed 0.2 Hz 8500
カット(青):DPI 500 power 40 Speed 0.2 Hz 8500


5、アクリル二層板 の加工を行います。
2階の窓の左から2列目、上下2枚分のパーツになります。
彫刻(黒):DPI 500 power  Speed  PPI   Z offset 1.0(mm)
カット(赤):DPI 500 power 20 Speed 0.2 Hz 1000


彫刻・カットの様子を紹介した動画です。
ご参考にどうぞ(^^♪



レーザー機加工終了。
出来上がったパーツは以下の通り↓

1、(黒色カードボード)
本体 1枚

2、(灰色カードボード) 
壁面 岩柄彫刻 有り、無し 各1枚

3、(MDFボード)
屋根、1階の窓枠 各1枚
バルコニーの柵 2枚(1枚予備)

4、(透明アクリル キャスト板)
1階、2階の窓 各1枚

5、(アクリル二層板)
2階の窓のパーツ 上下各1枚




②組み立てを行います。

1、①-1で作成した本体(黒色ボード)を水色のカット線で筋を入れた通りに折り、ペン立て部分を組立てます。


2、上(②-1)で組み立てた本体(黒色ボード)の上部、屋根の位置に①-3の屋根(MDFボード)を両面テープまたは木工用ボンドで貼り付けます。

本体(黒色ボード)からはみ出ないよう、中に入り過ぎないよう、注意しながら貼ってください。


3、①-2で作成した壁面(灰色ボード)を、柄彫刻入りのものが表になるように貼り合わせます。


4、①-4で作成した窓(透明キャスト板)の内、2階の窓を②-2で本体に貼り付けた屋根の下に貼り付けます。

窓(キャスト板)は彫刻を施した面が内側(裏面)、施していない面が外側(表面)になりますので、予め彫刻カスや指紋など汚れを丁寧に拭取ってから貼ってください。


5、②-3で貼り合せた壁面を同じくその下に貼り付けます。


6、壁面に空いている四角い穴の部分に①-4で作成した1階部分の窓を嵌め込みます
 
この時も②-4同様、彫刻を施した面が内側になるので、嵌め込む前に彫刻カスや指紋など汚れをキレイに拭き取っておきます。
 また、次(7)の工程で窓枠を上から重ねて貼りますので、この時点では両面テープ・ボンドは不要です。


7、①-3で作成した1階の窓枠(MDFボード)を②-6で嵌め込んだ窓(アクリル板)の上に重ねて貼ります。


8、同じく①-3で作成したバルコニーの柵(MDFボード)を、2階の右端 バルコニーの部分に貼ります。

土台になっている黒色ボードで出来たバルコニーの柵や小鳥が細いので、折れたり曲がったりしないよう、気を付けながら重ねて貼ってください。


9、2階の窓(アクリル板)の空いた部分2か所に①-5で作成したパーツ(アクリル二層板)をそれぞれ貼り付けます。

本体(黒色ボード)に彫刻した柄を確認しながら、上下取り違えない様に貼ってください。

 
10、完成です。




 
 
 
 

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