デニム生地に彫刻する

 今回はSpeedy300を使用してデニム生地に彫刻してみたいと思います。




 まずはデータから。

 Photoshopにて作成し、完成後 必要に応じて白黒反転、jobcontrolへの出力もPhotoshopから行います。
絵柄の作成ポイントは写真の時と同様、『白いところは白く、黒いところは黒く、メリハリをつける』です。
白・黒・の他、灰色も認識はしますが、ある程度メリハリが無いと全体的にぼんやりとした仕上がりになってしまいます。


 彫刻に進みます。

・レーザー機:speedy300 80w機
・レンズ:2.0inch
・エアアシスト:ON
・offset:無し
・DPI :1000
・power 80 Speed 90 PPI:1000

●用意するもの
デニム生地(Gパン 綿100%
霧吹き(中身は水道水)

デニム生地は綿100%を使用してください。
ポリエステルやナイロン等混合のものは溶ける・燃える等するため、今回の説明には当てはまりません。


 彫刻を施す部分全体を霧吹きで十分に湿らせ、レーザー機にセットして彫刻開始です。

・ムラなく均一にたっぷり濡らしてください。
生地の濡れが浅かったり彫刻中乾燥してくると、彫刻ムラや焦げ、失火の要因になります。
 乾燥してきたなと感じたらレーザー機を一旦停止させ、水分を補給してください。

水分補給は早め、早めがポイントです。
乾燥が進み過ぎてから水分補給を行うと、明らかな彫刻ムラが発生しとても残念な仕上がりになってしまいます。

・生地のシワやヨレも焦点のずれによる彫刻ムラの要因になります。
折り皺やヨレが無いように予め丁寧に伸ばしてから彫刻を開始してください。

ちなみに失敗例です↓

上下2つの赤○ともに
上半分 給水前、下半分 給水後
 かなり乾燥した後に霧吹きで水分補給をしたところ、水分補給前と後で線を引いたようにはっきりとムラができてしまいました。


以下、刻のイメージ動画です。
参考にご覧ください(^_^)b ↓↓↓

※撮影用に彫刻機のフタを開けています。
実際に彫刻を行う時は必ずフタを閉じて行ってください。


 出来上がり。
彫刻後、乾燥させて出来上がりです。

 彫刻中や直後は生地が濡れているため解り辛いですが、乾燥させると、レーザー照射した部分が白っぽく浮き出てきます。
 



今回使用したデータです↓↓↓
ダウンロード後解凍してご使用ください(^^♪

photoshop CS5(64bit)
http://firestorage.jp/download/bf5de5dacea1a38d995a9972b7b840f947690c29










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