今回は前回 7月26日掲載『網点データで写真彫刻 1 ~彫刻に適した写真とは?~ 』に引き続き、『網点データで写真彫刻 2 ~網点データの作り方~ 』です。
まずは彫刻に使用する画像を用意し、グレースケールに変換、白い部分は白く、黒い部分は黒く、色にメリハリをつけます。
グレーも彫刻は出来ますが、グレー部分の割合が多いと全体的に平坦なぼんやりとした出来上がりになってしまいますので、ある程度のメリハリが必要です。
また、切抜きやサイズ調整などが必要な場合もこの時点で行っておきます。
この後で行う作業の後、画像の大幅なサイズ調整や切抜きを行うと彫刻加工の出来上がり(見た目)に影響が出る場合があります。
上記作業はベクトルデータ作成ソフト(Corel DRAWやIllustratorなど)でも出来ますが、ドローイングソフト(PHOTO-PAINTやPhoto Shopなど)の方が部分的な明るさやコントラストの調整、不要部分の削除など細かな作業が出来るので便利です。
また、ベクトルデータ作成ソフトの『切抜き』や『マスク』を使用しての画像や図形の不要部分削除は、画面上(見た目)では削除した部分の画像(図形)は無いように見えますが、データとしては残っています。
したがって、データ作成後jobcontrolにデータを移行した際、切抜きやマスクが反映されず、画像全体が表示される、jobが必要以上に大きい(加工に使用する部分以外に余白が幅広く出来る)、エラーが表示されデータ移行が出来ないなど、作成した通りの(見た目の)データが表示されない場合があるので注意が必要です。
※PHOTO-PAINTでの作業手順はこちら↓
https://trotec-m.blogspot.jp/2016/02/photo-paint_19.html
複数ページあります。作業用途に応じてご覧ください。
尚、ページ内で色の明るさやコントラスト調整の手順は紹介していませんが、上部ツールバーより『調整』→『輝度/コントラスト/強度』で表示される画面にて調整が出来ます。
次に上記で調整したグレースケールの画像をモノクロ1ビットに変換(網点処理)します。
※以下、PHOTO-PAINT X7での作業手順になります。
各バージョンにより画面表示およびツールに変動がある場合があります。予めご留意ください。
①上部ツールバーより『イメージ』→『モノクロ(1ビット)に変換』をクリック。
複数レイヤーを作成し加工を行っている場合、上記クリック直後、全オブジェクトをバックグラウンドと結合するか否かのアナウンスが出てきますが、こちらは『はい』をクリックにて。
モノクロ(1ビット)に変換後の網点の密度に差が出る場合があります。
また、『いいえ』を選択してもその後の作業は行えますが、今回案内しています『モノクロ(1ビット)に変換』の加工は部分的には行えません(すべてのレイヤーが網点に変換されます)ので、『モノクロ(1ビット)に変換』を行うまでの作業をすべて完了させておく必要があります。
②出てきた画面の上部、プレビュー画面を見ながら上図 赤・青・緑・黄の○印の欄を選択、調整します。
赤○:ハーフトーンスクリーン
青○:丸い (複数選択項目がありますが『丸い』が一般的)
緑○:45度 (任意で入力可能ですが45度が一般的)
黄○:3ライン (使用する画像、その縦横サイズにより最適な密度は異なります)
※プレビュー画面が表示されていない場合は、画面の左下『プレビュー』をクリックすると表示の切り替えを行えます。
③選択、調整を終えたら『OK』をクリックして完成。
モノクロ(1ビット)画像(網点の画像)の出来上がりです。
次回は今回作成した画像を使用しての彫刻方法について書いて行きたいと思います。
まずは彫刻に使用する画像を用意し、グレースケールに変換、白い部分は白く、黒い部分は黒く、色にメリハリをつけます。
グレーも彫刻は出来ますが、グレー部分の割合が多いと全体的に平坦なぼんやりとした出来上がりになってしまいますので、ある程度のメリハリが必要です。
また、切抜きやサイズ調整などが必要な場合もこの時点で行っておきます。
この後で行う作業の後、画像の大幅なサイズ調整や切抜きを行うと彫刻加工の出来上がり(見た目)に影響が出る場合があります。
カラーの画像をグレースケールに変換および明るさ・コントラスト調整 この時点ではまだ網点の状態にはなっていません |
上記作業はベクトルデータ作成ソフト(Corel DRAWやIllustratorなど)でも出来ますが、ドローイングソフト(PHOTO-PAINTやPhoto Shopなど)の方が部分的な明るさやコントラストの調整、不要部分の削除など細かな作業が出来るので便利です。
また、ベクトルデータ作成ソフトの『切抜き』や『マスク』を使用しての画像や図形の不要部分削除は、画面上(見た目)では削除した部分の画像(図形)は無いように見えますが、データとしては残っています。
したがって、データ作成後jobcontrolにデータを移行した際、切抜きやマスクが反映されず、画像全体が表示される、jobが必要以上に大きい(加工に使用する部分以外に余白が幅広く出来る)、エラーが表示されデータ移行が出来ないなど、作成した通りの(見た目の)データが表示されない場合があるので注意が必要です。
※PHOTO-PAINTでの作業手順はこちら↓
https://trotec-m.blogspot.jp/2016/02/photo-paint_19.html
複数ページあります。作業用途に応じてご覧ください。
尚、ページ内で色の明るさやコントラスト調整の手順は紹介していませんが、上部ツールバーより『調整』→『輝度/コントラスト/強度』で表示される画面にて調整が出来ます。
次に上記で調整したグレースケールの画像をモノクロ1ビットに変換(網点処理)します。
※以下、PHOTO-PAINT X7での作業手順になります。
各バージョンにより画面表示およびツールに変動がある場合があります。予めご留意ください。
①上部ツールバーより『イメージ』→『モノクロ(1ビット)に変換』をクリック。
複数レイヤーを作成し加工を行っている場合、上記クリック直後、全オブジェクトをバックグラウンドと結合するか否かのアナウンスが出てきますが、こちらは『はい』をクリックにて。
モノクロ(1ビット)に変換後の網点の密度に差が出る場合があります。
また、『いいえ』を選択してもその後の作業は行えますが、今回案内しています『モノクロ(1ビット)に変換』の加工は部分的には行えません(すべてのレイヤーが網点に変換されます)ので、『モノクロ(1ビット)に変換』を行うまでの作業をすべて完了させておく必要があります。
②出てきた画面の上部、プレビュー画面を見ながら上図 赤・青・緑・黄の○印の欄を選択、調整します。
赤○:ハーフトーンスクリーン
青○:丸い (複数選択項目がありますが『丸い』が一般的)
緑○:45度 (任意で入力可能ですが45度が一般的)
黄○:3ライン (使用する画像、その縦横サイズにより最適な密度は異なります)
※プレビュー画面が表示されていない場合は、画面の左下『プレビュー』をクリックすると表示の切り替えを行えます。
③選択、調整を終えたら『OK』をクリックして完成。
モノクロ(1ビット)画像(網点の画像)の出来上がりです。
次回は今回作成した画像を使用しての彫刻方法について書いて行きたいと思います。
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