X'mas向け アクリル ツリー&グラス ランプシェード【グラス ランプシェード 編】

 前回『X'mas向け アクリル ツリー&グラス ランプシェード【アクリル ツリー 編】』に引続き、今回はグラス ランプシェード作成の紹介です。


 ロータリーアタッチメントを使用し、ガラスコップに一周 彫刻を施しランプシェードを作成したいと思います。

前回はこちら↓
X'mas向け アクリル ツリー&グラス ランプシェード【アクリル ツリー 編】
(2018年12月14日掲載)


 まずはデータから。


 加工を行うグラスの高さと円周を計測し加工範囲の枠を作ります。(上図内 黄緑線)
 下部の空間はグラスの底の厚みを指しています。
 グラスの計測は正確に行い、加工を施さない部分も含め目安となる枠を作成しておくと出来上がりイメージがしやすくなります。
 また、今回はグラス一周分に連続した柄を彫刻しますので、計測の正確さが成功のカギになります。

 
 加工に進みます。

●使用機器その他:
・Speedy100 30w機
・1.5inchレンズ
・ロータリーアタッチメント
・エアーアシストを外しておく(※)

※今回はエアーアシストを使用しません。
ロータリーアタッチメントとエアーアシストのパーツが接触しないよう、加工開始前に予めエアーアシストのパーツとチューブを外しておきます。

★エアーアシスト パーツの取り外し方↓
Speedy100 エアアシスト付け方・外し方 (2017年2月6日 掲載)

●その他必要なもの
・ガラスコップ(100円均一のものでOK、口から底にかけて傾斜や丸みの無いものがベスト)
・ペーパータオル(習字用半紙も可)
・水(霧吹きまたはトラベル用小分けボトルに入れて用意)
・タオル(汚れて良いもの、乾いた柔らかい布など、彫刻終了後加工台やコップを拭きます)
・ろうそく型LEDランプまたは火を使うろうそく
(LEDランプは火を使うろうそくのような明かりのものがオススメ、アロマキャンドルなどもOK)
火を使うろうそく、アロマキャンドルなどを使用する場合は火の取り扱いに充分注意してください。
・LEDランプを使用する場合は茶色の布やリボンなど適量(ろうそく型LEDランプの軸の部分に巻き付受けます)

●パラメータ設定
DPI:600 ハーフトーン調整:ディサ生成
彫刻:パワー 70(※)スピード 20 PPI 1000 エアーアシスト OFF

※使用するガラスにより硬さ、レーザーの入り具合が異なります。
必ずテスト加工を行い調整してください。 
 
●イメージ動画です




※撮影のためレーザー機のトップカバー(上面のフタ)を開けています。
実際に加工する際は閉じて行ってください。

※ペーパータオルを十分に水で濡らして加工を行い、乾き掛けたら早め早めにレーザー機を一旦停止させ、水の補充を行って下さい。

※ペーパータオルが乾燥したまま加工を行うと、失火に繋がります。
加工中は必ずレーザー機の傍に待機し、目を離さないでください。 
 
※今回は動画撮影用にロータリーを左回り(下から上向き)で回転させています。
実際加工を行う際には特に必要ありませんので、基本動作(右回り、上から下向き)で加工を行ってOKです。

★加工方向選択方法
・jobcontrol画面内上部ツールバーより『テンプレート』→『テンプレートの設定』をクリック
『開始位置』欄 『top』(上から下向き)または『bottom』(下から上向き)を選択

・jobcontrol 10.7からは『材料データベース』内『加工方向』で選択可能
加工の色毎に設定する事が出来ます

●出来上がりイメージ




 線部分はもちろん、5mm程の柄(上写真 左上)や大きな柄の細かな部分、ベタの部分(上写真 左下)なども潰れることなくキレイに加工出来ました。

 
●今回使用したデータです。
ダウンロード後、解凍してご使用ください(^_^)b
http://firestorage.jp/download/39d276dc6b8580a66a3e476de01a475fcd97fc1e







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